K farmer OPEN
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Kファームとは…

こんにちは、Kファームです。

家族の笑顔、すこやかな毎日、安全と安心、生きがい、新しい出逢い。はじめると、いろいろな幸せが自然に生まれる。京阪グループの“Kファーム”が提供したいのは、そんな“楽しみの場”です。子育てファミリーからシニアファミリーまで、初めての方も経験者の方も、ともにつくる歓びを分かちあえる機会として、交流イベントの開催なども予定しています。ムリをすることなく自分のペースで、時間が空いたときや週末などにつづけられる野菜づくりを楽しめます。食卓の充実のために、子どもたちのために、これからの人生のために、菜園を通して、みなさんの新しい楽しみづくりをサポートしたいと考えています。

Kファームのポイント

はじめての方でも安心!

専門家を招いての講演会や収穫の時期にはイベントも計画中です。

農具の心配不要!

菜園内に貸し農具完備。自由にお使いいただけます。

近くて楽々!

タウン内の菜園なので徒歩や自転車で手軽にご利用いただけます。

有機質肥料限定  ※化成肥料・化学合成農薬は使いません

イベント開催について

日 時 内 容 備 考
2014年9月15日(月)
第1部:10時~12時
第2部:13時~15時

◎ 土作り、畝立ての方法
◎ 種まき、苗の植え方
◎ 作付け計画についてなど

第1部、第2部とも
10組ずつ
イベントレポート
2014年10月5日(日)
10時~12時

◎ 各野菜の日常の世話について
◎ 被覆資材の使い方など

イベントレポート
2014年10月26日(日)
10時~12時

◎ 冬越し野菜(タマネギ、エンドウ、空豆、にんにくなど)の植え付け
◎ 各野菜の越冬方法についてなど

イベントレポート
2015年4月12日(日)
10時~12時

◎ 夏野菜の基礎講座
  夏野菜の特長や栽培のポイントなどについて

タウンプラザで講習
2015年4月26日(日)
10時~12時

◎ 夏野菜の基礎講座
  土作り、植え付け、虫除け、支柱のたて方、収穫について

イベントレポート
2015年12月6日(日)
11時~14時

◎ オープン1周年記念イベント
  “収穫祭”&秋の反省と冬対策について

イベントレポート

イベントレポートvol.1

第1回   Kファームイベント開催 菜園づくりをはじめるためのノウハウを学びました。

開催日/2014年9月15日(月) 第1部:10時〜12時 第2部:13時〜15時 場 所/京阪東ローズタウン内Kファーム

9月6日にオープンしたKファーム初のイベントを開催しました。全3回シリーズの第1回目は、畝の立て方と種まきや苗の植え方、作付け計画について。NPO法人スモールファーマーズ(京都市左京区)の岩崎吉隆代表にご指導いただきました。菜園づくりは初めてというKファーム利用者様ご夫婦やご家族に参加いただき、さわやかな秋晴れの下、午前と午後の2グループに分けて約1時間半にわたってお楽しみいただきました。「安心できる有機野菜を自分の手で」「子どもと一緒に土いじりをしたい」「コミュニケーション機会として」など、参加の目的はそれぞれ。大半は菜園に初めて挑戦される方でしたが、わかりやすい説明のもと第1歩を踏み出せたようです。

イベントのポイント

①  土作り・畝立て

なぜ、わざわざ畝を作るのか。それは土の通気、排水、保水をよくし、作物が育ちやすい環境にするためです。畝の方向や幅など、基本的な考え方を学びながら、実際にクワを使って畝立てを行いました。※菜園の土は予めKファームで真砂土・腐葉土・パーク堆土・油かす・米ぬか・有機石灰などを混ぜた標準的なものをご用意させていただきました。

②  作付け計画について

なにを植えるか?については、これからの季節に適した野菜のリストから選びます。いつ植えるか?については、いつ収穫するか?で決めていきます。栽培期間の近い種類なら一斉に撒けば一斉に収穫できます。時期をずらしたり、品種を変えたりすると、うまくいけばKファームの一画でも毎月10種類程度の野菜が採れるようになります。

③  種まき・苗の植え方

種のまき方は大きく3種類。種の小さい葉物に適した「条まき」、大根などに適した「点まき」、そして水菜や小松菜などに適した「バラまき」です。そして種まきにともなう鎮圧や覆土、水まきの意味について学びました。種と苗、どちらがいいの?の質問には「初心者は苗から育てるのが簡単でオススメ」の回答。苗の選び方や植え方、また植えてからの肥料のタイミングや資材の使い方についても教わりました。

感想を聞いてみました

K farmer's  VOICE

Aさんご夫婦 日々の作業や成育の楽しみを夫婦で…

仕事もリタイヤし、夫婦でさあ何を始めようと考えていたときに募集がありました。ネギや人参、玉ねぎなど色々挑戦してご近所さんにおすそわけ出来たらと思います。全く初めてのことで心配していましたが、わかりやすく説明していただいたので、なんとかやっていけそうな気がしてきました。

Bさんご夫婦 宅配頼みの有機野菜を自分たちの手で…

実際にやってみたら大変なんだろうなと思いましたが、インストラクターさんの説明もわかりやすく、一歩を踏み出せそうです。本当に健康な野菜には虫がつかない、といった目からウロコの深い話も聞くことができ、さらに興味が湧きました。運動がてら、主人とともに楽しんでいきたいと思います。

Cさんご家族 土にふれる楽しさを子どもたちにも…

私自身が土に親しめる環境で育ちましたので、子どもたちにも経験させてあげたいと思って応募しました。作付けはまず大根や人参、続いて白菜などの葉物に挑戦したいと思っています。うまくできるかどうかはやってみないとわかりませんが、子どもたちとのその時間を大切にしていくつもりです。

Dさんご夫婦 自分で育てた野菜を美味しく食べたい…

手をかけて何かをつくりあげていくことは、やはり面白いことですし、野菜でしたらその上に収穫までできますからね。家庭菜園は初挑戦ですが、インストラクターさんの教えを支えに楽しんでいきたいと思います。これからさっそくホームセンターへ出かけて、なにを植えるか夫婦で検討してみます。

Eさんご夫婦 ご近所の皆さんと心ふれあうひとときを…

野菜を育てるのは初めての経験です。なにを作って、いつ収穫して、といったイメージすらわいていませんでしたが、先生のお話もすごく面白くて、やってみようと思えました。家内と共通の趣味にもできそうですし、なによりもご近所の皆さんとのコミュニケーション機会として大切にしたいと思います。

イベントのスナップ

K farmer's  ALBUM

撮 影/2014年9月15日(月)

多世代の方にご参加いただきながら、第1回のイベントがはじまりました。

農具の使い方など、実演を見ながら作業のポイントを学びました。

講師の方のお話にメモをとったり、質問したり、和やかな中にもみなさんの真剣さが伺えました。

みなさんそれぞれの区画で、農作業の第一歩、畝づくりがはじまりました。

パパといっしょに小さなお子さまも畝づくりにチャレンジ!がんばれ未来の畑ガール!

家族そろっての菜園づくり。作物の成長とともに、子どもたちの成長も楽しみですね。

お隣同士になったご主人たち。

干しネギを植えてみました。

スモールファーマーズのスタッフさんとの菜園談義もおもしろい。

Ohhh!!!やっと待望の井戸水が出ました!

アドバイスを聞きながら、畑にはいろんな野菜が植えられました。

畝づくりから苗植えまで、お疲れさまでした。きっとおいしい野菜が採れますよ!

イベントレポートvol.2

第2回   Kファームイベント開催 菜園の普段の世話のしかたについてを学びました。

開催日/2014年10月5日(日) 10時〜12時 場 所/京阪東ローズタウン内Kファーム

第2回目は、虫対策や間引き、施肥について。第1回目と同じNPO法人スモールファーマーズ(京都市左京区)の岩崎代表とインストラクターの横峰さんにご指導いただきました。大半の利用者の皆さんは、3週間前に行われた第1回目のイベントで菜園づくりの基本を学ばれた初心者の方ですが、菜園ではすでにたくさんの野菜が育っており、皆さんの積極性を伺うことができました。セミナーでお世話のしかたを学ぶだけではなく、先生方にそれぞれの生育具合をご覧いただき、乾燥やアドバイスをお伺いしました。褒められた方もいらっしゃれば、失敗に気づかれた方も。でも、菜園の中では一喜一憂さえ、大事な勉強につながるようです。開園わずか1ヶ月ながら、参加の皆さんどうしが相談し合ったり助け合ったりする姿も随所に。新しい楽しみが大きく膨らみつつあることを実感できた1日でした。

イベントのポイント

①  虫対策

セミナー中、苗に止まったモンシロチョウを見て「あ、いま卵を産みましたね」と先生。3秒もあれば産み付けることができ、1週間で孵化するそうです。この時期に適した大根やブロッコリ、キャベツといった葉物はとくに虫がつきやすいとか。虫探しのポイントはまず葉の裏を見ること。青虫は葉脈に沿っていることが多く、糞があれば虫がいると考えられます。農薬を使わない駆除の方法や虫よけネットの設置方法などを学びました。

②  間引き

3週間前のセミナー後に蒔いた種や植えた苗が既に葉を広げています。作業として欠かせないのが間引きです。生育具合の良いものを残しながら、となりの葉っぱどうしが軽く触れる程度に抜く、あるいはハサミで切っていきます。抜いた場合は土が盛り上がるので忘れず手で押さえます。ジャガイモなどたくさん芽が出るものは芽かきをして大きいものを残しましょう。サニーレタスやほうれん草は間引いたり、食べるだけの葉っぱをちぎったりしてそのままサラダに。

③  施肥

人間が普段食べている食事が有機肥料だとしたら、化学肥料は点滴を受けているような状況。即効性はあるのですが長い目で見ると土が育ちません。土を育てるのは土中の微生物。微生物が有機物を分解することで窒素、リン、カリウムの三大栄養素が生まれるのです。セミナーでは、肥料の種類や施肥のタイミング、また家庭で簡単につくれる米ヌカや油カスを使った有機肥料のノウハウを学びました。大事なポイントは肥料をやりすぎないこと。

感想を聞いてみました

K farmer's  VOICE

Fさんご夫婦 健康増進と収穫を目的に毎週夫婦で…

ネギにじゃがいも、サンド豆、キャベツに白菜、植えてから2週間になります。白菜の葉っぱが黄変していて育ちが悪いので先生に相談したら、水のやり過ぎであることが判明しました。過保護にしてもいけないんですね。でも、こうしてその場で答えをもらえたのはありがたいです。これからも収穫目指して頑張ります。

Gさんご主人 発芽の感動!育成上の変化こそ楽しみ…

2種のキャベツとブロッコリの葉物、大根、人参、じゃがいもの根菜とネギを育てています。人参は種から育てるのがむつかしいと言われていたのですが、なんとか芽が出て嬉しく思っています。こちらのチラシを見た家内がやってみたいということで始めましたが、つねに変化があって楽しいですね。

Hさんご家族 これもひとつの食育だと思っています…

もともと「食」に興味があり、自分で作ってみることで生産者の方の気持ちを理解してから食べようと思いました。特に有機栽培なんて簡単なことではないと思うのですが、その苦労を通じて子どもたちが学んでくれることもたくさんあると思います。週に一度程度ですが、これからも家族みんなで楽しんで続けたいです。

Iさんご夫婦 学びながら育てながら収穫が楽しみです…

まず説明がわかりやすくていいですね。こんなマルチングやメッシュのトンネルも、先生に教わったり周りの方に聞いたりできるからなんとかなっているんだと思います。葉物をメインに、来春の収穫を目指してイチゴを育てています。冬枯れしたように見えても心配ない、越冬するとたくさん実がなると聞いて期待が膨らみました。

Jさんご主人 土っていいですね!家族みんなでがんばります…

セミナーは今日が初めてでしたが、虫対策にしても肥料にしても、奥が深いことをわかりやすく教えていただけて、目からウロコが落ちるような思いでした。マンション住まいなので土に触れる機会をつくりたいと思って申し込みましたが、お話を伺って続けられそうな気がしました。家内や子どもといっしょに頑張ってみます。

イベントのスナップ

K farmer's  ALBUM

撮 影/2014年10月5日(日)

イベント前にちょっと畑を拝見!3週間前は土しかなかった畑に野菜たちが育っていました!

手作りのステキなネームプレートを発見!野菜への愛情を感じますね!

畝のまわりに季節の花が植えられてました。なかなかいい感じですね。

今回も多くの方が参加され、野菜の育て方のノウハウを学ばれました。

葉の健康状態など、実際の畑を見ながら説明を受けました。

みなさんご自分の畑の状態が気になるところ…こちらの畑はどうでしたか?

有機肥料のことも、実演をまじえていろいろ学びました!

油かすのにおいはどうですか?ゴマのおいしそうな香りですよね

有機肥料の感触はどうかな?おうちで是非チャレンジしてね!

セミナーの後は、早速収穫ですね!青々とおいしそうな野菜たちですね。

ママ同士の交流もはじまりましたね。手作り野菜でおいしい食卓が楽しみですね。

青ネギ収穫ですね!自分で採った野菜はきっとおいしいよ!

イベントレポートvol.3

第3回   Kファームイベント開催 冬越しで育てる野菜の種類と方法について学びました

開催日/2014年10月26日(日) 10時〜12時 場 所/京阪東ローズタウン内Kファーム

今季の最終回となる第3回目は、「冬越し野菜の植え付けと各野菜の越冬方法」についてです。催当日は汗ばむくらいの陽気でしたが、11月に入ると霜のシーズンがやってきます。野菜の育成にとっては脅威となりますが、厳しい冬を乗り越えればこそ、春にたくさんの収穫ができ、旨味もぎゅっとつまって一層美味しくなるのです。冬越し野菜の代表はタマネギやエンドウ、空豆、にんにくなど。すでにおなじみとなったNPO法人スモールファーマーズ(京都市左京区)の岩崎代表とインストラクターの横峰さんに、世話の仕方や越冬の方法について教わりました。後半は先生を囲んで「連作障害」や「生ゴミ堆肥」などのお話を伺いました。最終回とあって、参加のみなさんからもたくさんの質問やご意見が!最も多かくあがったのは「このイベントを定期開催して欲しい」とのお声でした。主催者としましては大変嬉しく思っています。
これからも様々なイベントを開催していく予定です。どうぞお楽しみに。

イベントのポイント

①  冬越し野菜と越冬の方法について

>エンドウ 霜の時期に大きくなりすぎていると枯れるので、10〜20cmで越冬させます。種を蒔くのはこの時期が最適。15cm間隔に指で穴を開けて3、4粒を植えます。>そらまめ お歯黒と呼ばれる黒い筋を下にし、半分を地表から出した状態で一箇所に2、3粒を植えます。>玉ねぎ 根が伸びるよう深めに掘りますが、茎は1cm程度に浅く植えます。霜を繰り返して土が盛り上がり、根が抜けた場合は埋めてください。>にんにく こちらは深めに掘って埋めます。目安は5cm。花芽が出てきたら折っておくことで地下茎の栄養が保たれます。>除霜 エンドウなどは発芽したらホームセンターなどで長原を求め、支柱を立てて円錐状に巻き、北風が当たらないようにします。そらまめや玉ねぎ、にんにくは籾殻や枯れ草などで覆うようにしましょう。>追肥 寒いうちに行いましょう。いずれも年内に1度、1、2月に一度を目安に。

②  連作障害

同じ場所で同じ品種を作り続けると土のバランスが崩れ、特定の菌が繁殖して病気になりやすくなります。>輪作 マメ科、根菜系、葉菜、果菜と分けて育て、次の植え付け時にずらしていきます。>混植 特定の作物を避け一緒にいろんなものを植えます。

③  生ゴミ

家庭の生ゴミを土に戻す方法です、適しているのは野菜や果物のクズ。いわゆる残飯には塩分や油が混ざっているので適しません。まず小さく切って一晩乾燥させ、米ぬかなどをまぶして水分約50%の土に混ぜます。慣れるまでは土9に対して1の割合で。この他、野菜などの植物が担う窒素循環のメカニズムをはじめ、美味しい野菜の見分け方など、興味深いお話をおたくさんお聞かせいただきました。

感想を聞いてみました

K farmer's  VOICE

2種のキャベツとブロッコリの葉物、大根、人参、じゃがいもの根菜とネギを育てています。人参は種から育てるのがむつかしいと言われていたのですが、なんとか芽が出て嬉しく思っています。こちらのチラシを見た家内がやってみたいということで始めましたが、つねに変化があって楽しいですね。

イベントのスナップ

K farmer's  ALBUM

撮 影/2014年10月26日(日)

コスモスが咲き、Kファームにも秋の風情が漂いはじめました!

ムム!畑からは、なんだか懐かしい肥料のにおいがしていました。

今回も多くの方が参加されて今年最後のセミナーがはじまりました。

今回も皆さん積極的に質問したり、メモをとったり、勉強熱心です。

畑をまわって勉強会!自分の畑の番になるとちょっと緊張しますよね

心配そうにのぞかれてますが…野菜たちの様子はどうですか?

おやおや!野菜についた虫を狙って、カマキリが現れました!

カマキリ平気?さすがお兄ちゃん!

せっかくの野菜を虫に食わせてたまるか!虫取りがんばってください!

今日もお父さんのお手伝いですね!うまく使えるかな〜?

お孫さんもいっしょに農作業!楽しみが増えましたね!

岩崎さん、横峰さんおつかれさまです!みなさんわかりやすいって好評でした!

イベントレポートvol.4

第5回   Kファームイベント開催 夏野菜のつくりかたを学びました

開催日/2014年10月26日(日) 10時〜12時 場 所/京阪東ローズタウン内Kファーム

昨年の秋にオープンし、最初の冬を越したKファームにも春がやってきました。セミナーイベントは昨年の3回シリーズで終了の予定でしたが、皆さんからのリクエストで開催することになりました。第4・5回のKファームイベントは「夏野菜づくり」をテーマに、従来通りNPO法人スモールファーマーズ(京都市左京区)の岩崎代表と横峯さんにご指導いただきました。第4回は、タウンプラザでの講義、第5回は場所をKファームに戻して講義内容の実践を行いました。Kファーム一面に実る色とりどりの夏野菜、主催者としてもすごく楽しみにしています。

イベントのポイント

① 土作り

多くの夏野菜は上に伸びて実を結びます。成長も早いのでたくさんの肥料が必要です。まず、クワやショベルでウネの真ん中に溝を掘り、元肥を入れましょう。米ぬかやアブラかすなら1平米あたりふたにぎり(100〜200g)で十分です。土をかぶせたら発酵が始まり、ガスが出るので2週間放置しましょう。苦土石灰(マグネシウム)や牡蠣殻を潰した有機石灰を使う場合は50gを目安に。鶏糞など動物性の肥料は葉だけが大きくなり、実がなりにくいといった面もあります。いずれにしても肥料はやり過ぎに注意し、伸びが悪いと思ったら追肥で対応してください。

②  植え付け

<苗選び>苗を選ぶ場合は、見た目がきれいで双葉のしっかりしたものを選びましょう。双葉の状態でどれくらいストレスを受けているかがわかります。ナスやトマトは、すでに第一花や蕾のついたものが育ちやすいです。葉と葉の間が空いていると茎だけ伸びがちになるので、詰まってるものを探しましょう。<植え穴>まずポットのまま一晩水に浸しましょう。植え穴はポットの一回り大きい程度に掘ります。水を注ぎ、土に染み込んだらポットから出して植え、周りを土で覆って押さえます。斜めに植えると茎からも根が出てきてしっかりした茎になります。ナスなど水を好むものは、周りより低く埋めれば水やりや雨で水を蓄えることが可能。逆に、カボチャなど根の浅いウリ科はポットのした半分だけを埋め、水はけの良い状態にしてください。

③  虫除けと支柱

<虫除け>夏野菜の作づけシーズンに当たる2、3週間はウリハムシがやってくるので、支柱を立ててビニールの筒をかぶせる「あんどん」が効果的です。<支柱>トマトやキュウリ、ナスなど上に伸びるものは支柱を立てて支えましょう。花が支柱に当たらないよう、反対側に立ててください。紐は茎と支柱の間でクロスさせ、締めすぎないようにしましょう。これを茎が伸びるごとに繰り返いてください。長さ180cmの標準的なポールで間に合います。何本か立てたときは上部にポールを渡せばしっかりします。重みが出てきたら杭を刺して支柱を補強しましょう。

④  補足:収穫について

<虫除け>夏野菜の作づけシーズンに当たる2、3週間はウリハムシがやってくるので、支柱を立ててビニールの筒をかぶせる「あんどん」が効果的です。<支柱>トマトやキュウリ、ナスなど上に伸びるものは支柱を立てて支えましょう。花が支柱に当たらないよう、反対側に立ててください。紐は茎と支柱の間でクロスさせ、締めすぎないようにしましょう。これを茎が伸びるごとに繰り返いてください。長さ180cmの標準的なポールで間に合います。何本か立てたときは上部にポールを渡せばしっかりします。重みが出てきたら杭を刺して支柱を補強しましょう。

感想を聞いてみました

K farmer's  VOICE

2種のキャベツとブロッコリの葉物、大根、人参、じゃがいもの根菜とネギを育てています。人参は種から育てるのがむつかしいと言われていたのですが、なんとか芽が出て嬉しく思っています。こちらのチラシを見た家内がやってみたいということで始めましたが、つねに変化があって楽しいですね。

イベントのスナップ

K farmer's  ALBUM

撮 影/2015年4月26日(日)

春には暑いくらいのお天気の中、夏野菜のセミナーがはじまりました!

ひと冬越して久しぶりに訪れたファームにはサヤエンドウがすくすく育っていました!

こちらはナスですね!大切にされてる感じが伝わってきますね!

今回もみなさん積極的に質問されたりメモをとられたりして学ばれました。

おや!今回もパパと参加ですね。もうすっかり小さな畑ガールです!

ごめんなさい!ちょっと失礼してノートを…いろいろ細かくメモされてますね!

支柱はしっかりと!でも、苗は締めつけずやさしく…

あらら!ちょっと支柱が細くで倒れた畑が…これも経験ですよね!

連日の晴天のせいでしょうか?畑にヒビが…水くださ〜い!

ファームで知り合った仲間同士で情報交換ですね。

ご夫婦いっしょに農作業。おいしい食卓が楽しみですね。

すっかりベテランに見えます。お父さん!麦わら帽子がお似合です!

イベントレポートvol.5

第6回   Kファームイベント開催。オープン1周年で、晩秋の収穫祭を楽しみました。

開催日/2015年12月6日(日) 11時〜14時 場 所/京阪東ローズタウン内Kファーム

昨年の秋にオープンしてから一年と少し。二度目の冬が本格的に訪れる前に、参加者の皆さんで収穫祭を楽しむことになりました。ニンジンや大根などの根菜をはじめ、キャベツや白菜、小松菜など、自慢の野菜、旬の数々を持ち寄ってお鍋に♪形も彩りも不揃いですが、そこには皆さんのいろんな工夫や努力が美味しさといっしょに詰まっていました。講師の岩崎先生と立ち上る湯気を囲んでの菜園談義は、笑顔の花で真っ盛り。来年の春に向けて夢が大きくふくらみました。

イベント前に相談会

《 秋の反省と冬対策 》

① 植え付けのタイミング

秋の1日は春の10日といわれるように、冬に向かって日々刻々と変化をします。例えば玉ねぎなどは、苗が小さ過ぎたり、植え付けの時期が遅れると、あまり大きくならないこともあります。追肥は植え付けの1週間後、2度目は12月中旬から1月中旬、そして2月の中旬に行ってください。肥料をたくさん吸収する白菜などは初期成育が肝心。元肥が足りていないと巻かない場合もあります。

②  植え付け

ダイコンなどは、下の葉が垂れて黄色くなってきたらいつでも抜いてください。根菜の場合、この時期以降はそれほど大きくなりませんから、必要なときに収穫しましょう。同じ根菜であるニンジンは、水不足の状態で一気に水を吸うと割れることがありますから、晴れの日が続くようなら少しずつ水をあげて、割れたものを見つけたらすぐにいただきましょう。

③ 獣害対策

夏にはカラスにスイカを食べられたり、トウモロコシを食べたのはアライグマだという噂もたったりしましたが、動物や鳥についてはまずしっかりと柵を施したり、実そのものをペットボトルのようなもので覆うといった手段が必要です。

④  防虫

アブラムシにも注意をしてください、一匹飛んで来たら10日で15000匹に増えるといわれます。見つけたら、蓄圧式スプレーで洗い流したり、手ですりつぶしたりしましょう。目の細かいネットをかけて裾をしっかり土で覆うと、追肥や水やりなどが面倒になりますが、やはり安心できる方法です。小松菜などのアブラナ科は虫がつきやすいので、虫のつきにくいホウレンソウや春菊で挟んで植えるという手もあります。

⑤ 寒さへの備え

豆類など、霜にさらされると枯れることがありますので、稲わらで覆うなど、上から霜がかからないようにしてあげてください。白菜などを越冬させる場合は、巾着の口を閉じるように頭のほうをひもで縛ってください。葉に霜が降りて傷まないように守ることができます。

感想を聞いてみました

K farmer's  VOICE

失敗もたくさん、でも続けます…

隔週で図書館に通っていたり、近所にある家内の実家へ伺ったりしたときに、ここへ立ち寄って草を抜いたり水をまいたりしています。普段は家内と二人で世話をしていますが、耕すときや収穫のときは子どもたちも手伝ってくれるようになり、おいしくいただくことはもちろん、家族とのコミュニケーションにも役立っています。

周りの皆さんが素晴らしい先生です…

一年続けるといろいろと勉強できるものですね。昨年失敗したことでも方法を変えることでうまくいったり、やっぱり同じ結果になったり、一筋縄ではいきませんが、そこが楽しみの一つなんだろうなと思っています。周りの皆さんに教わったり情報交換したり、人間らしく充実した時間をもらっています。

愛情を込めればきちんと応えてくれる…

うまくできる野菜と難しいのがありますね。ご指導の通りに肥料もあげているつもりなのですが、大きさがばらついたり実がつかなかったり。でも、やればやっただけの反応がありますから嬉しいですね。以前は葉っぱの痛んだ部分などすぐに捨てていましたが、愛着がわくとそうはいかない(笑)いまは大事にいただいています。

子どもたちと喜びを分かち合いたい…

この夏、キュウリに挑戦をしました。なんとかきれいに育てようと頑張ったのですが、サイズも揃わないし、曲がっちゃうし、なかなかうまくいかない。植え付けや収穫のタイミングも影響しているのだろうと思いますが、やはりむつかしさや深さを感じますね。もちろん、これからからも家族と一緒に続けますよ♪

70の手習いですが、毎日が充実しています…

仕事もリタイヤしたものですから時間はたっぷり。ちょくちょくここへきては生育状況を確認し、草を抜いたり水をやったりしてきました。写真と合わせて記録をこまめにとっているのは、そうしないと忘れてしまうからなのですが(笑)これも思いのほか役に立っています。教わったり、教えてあげたり、とにかく毎日が楽しいです。

第二世代として新たに参加、わくわくしています…

ご近所の方にこちらのメンバーがいらっしゃって、収穫に寄せてもらったことがあるんです。子どもも大喜びでしたし、素晴らしいなと思っていたら空きが出たようなので、参加させていただくことにしました。でも、一年でこんなに育てられるようになるんですね。皆さんに教わりながら頑張っていきたいです。

レベルアップを目指して実験の積み重ねを…

皆さん、ほんとうに熱心に研究や試行錯誤をされていて素晴らしいと思います。やっぱり、おひとりでやるよりはたくさんでやったほうが全体のスキルも上がりますからね。今日こんなふうに収穫祭を楽しめるのは、菜園も人間関係もうまくいっている証拠なんじゃないでしょうか。これからはレベルアップを目指す方も増えてくると思いますが、まずいろんなやり方にチャレンジしていただきたいですね。手を変え、品を変え、反応をうかがって、さらに改善していく。農業には正解というものがありませんから、それを見つける道筋や喜びを皆さんで共有してもらえたらと思います。

無事に二年目へ、どうぞ末永く…

京阪東ローズタウンは第一期の分譲からおよそ20年。コミュニティもずいぶん充実してまいりましたが、さらにあたたかい関係づくりや街づくりのお手伝いができるならと取り組ませていただきました。ちょうど農業体験への関心が高まっていたこともありますが、ご夫婦やお子様連れのご家族など、たくさんの方の楽しそうな表情にふれ、少しはお役に立てたのかなと嬉しく思っています。末永く続けていただければ私たちも幸せです。

イベントのスナップ

K farmer's  ALBUM

撮 影/2015年12月6日(日)

イベント前にちょっと畑を拝見しました。もうすっかり冬支度のようです!

なんだこれは?実はオクラです。放っておくと大きくなって種もとれるようです。

久しぶりのイベントのはじまりです。ご家族連れや新しいご家族もおられますね!

笑顔ですね!野菜づくりはうまくいっているようですね!

いろいろ質問されていますね!すごく熱心に研究されているようです。

おやおや!こちらの畑で岩崎さんが何か見つけました!アブラムシのようです。

オリジナル堆肥の匂いはどうですか?ご自分でもぜひチャレンジしてください!

みなさんが持ち寄った野菜でいよいよ収穫祭のはじまりです!

お鍋のいい匂いが…お味はいかがですか…

おっと!お兄ちゃん!おいしそうな顔ですね。また家族で野菜づくり楽しんでね。

こちらでは、先輩から後輩へアドバイスですね!それにしても見事なノートです。

来年もまたこんな機会があればいいですね!楽しみにしています!

講師のご紹介

自然に沿った生き方に出会える小さな農学校

特定非営利活動法人スモールファーマーズ代表 岩崎吉隆さん  何から始めるの?何が正しいの?どういうスキルが必要? 初心者の方に一番多い悩みです。そもそも農業は複雑なうえに閉鎖的なため、一般の人が入手できる情報が限られています。 また栽培方法には正解がなく、農家によって答えも異なります。しかし、どんな作物であれ、どんな場所であれ栽培の基本技術というものがあります。まずはその基本を押さえることが大切です。自然環境に左右されやすい農の世界だからこそ、その土地に適応し、自然を最大限に活かせる方法を習得すればこれほど心強いものはありません。講習の時間は限られていますが、農あるライフスタイルを末永く支える好奇心の扉を開くことができましたら幸いです。どうぞお楽しみください。

■ プロフィール  大学卒業後IT系システム会社に勤務し営業・SEを勤める。独立してインターネットテニススクール事業を展開。知人の勧めで参加した田植えに気づきを得て農業ビジネスアイデアの模索を始める。2007年、初心者向け貸し菜園を事業化し、5年で全国80箇所に開園。2012年より公益な経営を目指してNPO法人スモールファーマーズを設立し、同年、新規就農・半農半X・田舎暮らしなど農あるライフスタイルを目指す社会人のための週末農学校「スモールファーマーズカレッジ」を開始。農業コンサルティング業務の他、大阪ECO動物海洋専門学校講師、同志社大学嘱託講師、京都府地域力再生アドバイザーも務めている。 社会人向け週末農学校スモールファーマーズカレッジ http://small-farmers-college.org/ http://small-farmers-college.org/

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